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着物は1000年以上に渡って祖先から受け継がれてきた伝統的な民族衣装であります。ですから着物を着れば生き活きと輝きを増します。着物は日本人の伝統的な文化と言えるでしょう。おそらく日本人の遺伝子には着物を身に纏う遺伝子が組み込まれているかもしれません。特に絹の着物は、その風合と光沢に優れ、肌に優しく暖かく包み込んでくれます。この絹の不思議な魅力に惹かれて、自ら生糸を紡ぎ、布を織り、趣味と実益を兼ねた優れた技を有した方々が居られます。そんな10人の女性作家の作品を展示、紹介をします。
絹の原料となる繭を作るカイコは3000種類以上の品種があり、それぞれ糸の性質に微妙な違いがあります.目的の布を得るために、特徴ある品種を選び、自ら飼育し繭を作らせ、生糸を紡ぐ、さらに色を求めて山野に入り花、樹皮などを採集してイメージにかなった色合いに糸を染めて織り上げた布や着物。絹糸を求めて、草木や染料を駆使して丹精こめて想いの色調に染織した布と着物。絹布に自己のイメージと夢を精緻に表現して染め上げた着物。また生糸を繰糸する際にでる屑糸(キピソ)を素材にして創造的なタペストリーや繭そのものの素材を生かしたクラフト作品などなど、多様で優れた作品です。
優れた織り手、制作者が丹精込めて染織した作品のその輝き、その深みは観る人の心を揺るがすものがあります。「着物は日本人のこころ」とも言われています。伝統的な絹工芸文化の精緻な美しさをご家族で鑑賞下さい。
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